楠本まきさん(漫画家)のトークショー

このブログをいろいろな人が見てくださるようになり、なるべくオタクブログを封印してきたのですが…
どうしても記憶だけでなく記録に残したく!
そして同世代で同じ漫画やこの頃のカルチャーが好きだった人の心に刺されば嬉しいなと!
マニアックなブログを失礼いたします┏○ ペコリ

漫画家さんのお名前は楠本まきさんです。
中学生時代にKISS××××というマーガレットに連載されていた漫画を知り、揃えた全巻は今やボロボロ…美術の時間も真似して描いていました(黒歴史)。

当時の少女マンガの(ダサかった)センスから飛び抜けていた登場人物のセリフやファッション、背景の細かいところまで妥協がない美しい線画、哲学的な言葉。
私には似合わないからなおさら、ゴシック調ロリータ(ゴスロリという言葉はなかった)やパンクやヴィジュアル系バンドに恋い焦がれた青春時代でした。
最近発売された「赤白つるばみ」では、人の多様性についても触れられています。
子どもだから大人だから、年取っているから若いから、年齢も性別も関係なく、ひたすらかっこいい人達が出てきます。

君が見ている「赤」という色は私が見ている「赤」という色と同じ色だろうか
このセリフでは、どんなに親しくても愛している人同士でも、見えるものや感じることが全く同じではないと気づかせてもらえます。 


また、ジェンダーバイアス(女らしさ・男らしさという偏見)について
「良いジェンダーバイアス」とか「許容範囲のジェンダーバイアス」なんてない
というセリフにも心揺さぶられるものがありました。

「こうであるべき」という他者から押しつけられる偏見は私たち大人が変えていかなければいけないし、
こどもたちにはそんなバイアスやハラスメントが無い世の中で生きていってほしいものです。
とにかく私は、楠本まきさんの肉声を聞けたこと、漫画の中に出ていた小道具が実在していたこと、憧れた世界が丁寧な打ち合わせとミリ単位の妥協のない校正で出来ていることを知ることができ、大きな感動に包まれたのでした…

今回はZoomを使った講義形式のトークショーだったので、お皿洗いをしながら、こどもの送迎をしながら、お母さんとして働きながらだったので自分の世界に浸る暇もなかったですが!!
8月末まで展覧会もしているようです。
場所は京都のマンガミュージアムです。
ここは館内や外の芝生で漫画も読み放題、カフェでコラボもしているし、コスプレイヤーもいて楽しい場所です。
ちなみに相談室の近くです(宣伝)!

京都市・御所南カウンセリングルーム 猫庵

この相談室は京都・御所の近く、鴨川や個性豊かなお店が多い場所にあります。 皆さんがほっと安心できるような場所を目指しています。 猫はいません、猫が苦手な方も遠慮なくお越し下さい。 不安や生きづらさ、発達や不登校、子育てのご相談などお聞かせください。 臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、現在まで20年近く、家族の相談に関わってきた女性相談員が対応させて頂きます。 秘密は固くお守りします。

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