親として思うこと
親歴が17年になりました。
胎児を宿した頃から考えると18年。
少しは中堅の域に達したでしょうか。
ありがたいことにお仕事で数多くの親子さんと共に歩いていますが、私自身はそんなに立派な親になっている実感はありません…(こんな仕事なのにごめんなさい!)
ウイニコットという子どものお医者さんが言った言葉に「ほどよい母親が良い」という言葉があります。
私はこの言葉が好きで、よく講演やカウンセリング場面で使わせていただいています。
干渉しすぎるのも、放任も、完璧を求めるのも、期待しなさすぎるのも良くないです。もちろんご自身も完璧な親を目指す必要はありません。
こどもは自分で成長するパワーを持っているし、自分の進んでいくための地図を生まれつき持っています。
特に人間は社会性を持つ生き物なので、集団の影響を大きく受けて成長します。
こどもの成長には確かに保護者の方の影響は大きいですが、保護者の方が全ての責任を負わなければいけないわけではありません。
保育園の、幼稚園の、学校の先生を頼ってみんなで育てていけるのが理想です。
うーん、何が言いたいかというと…
こどもたちは保護者の方が笑っている顔が好きです。そして、自分の事が本当に大切なのか、自分は生まれてきた価値があるのか、今の自分のままで愛してもらえているのかを知りたいと思っています。
将来の事を心配したり、過去の事が忘れられない日もあるでしょうが、どうか今の目の前の子どもたちを安心させてあげてください。
こどもたちは安心安全が確認できたら、きっと次の高い目標が出てきます。そこが確認できないと、次のステップには進めません。
親である自分への自戒も込めて…
一番近くの家族だから、言葉にしないことや出来ないことってありますよね。
こども時代はあっという間に終わってしまいます。
どうか素直に聞いてくれる時期に
「好きだよ」「上手だよ」「がんばったね」「かわいいね」「素敵だね」「あたなたのお母さん(お父さん)で良かった」「あなたが私の子どもでいてくれて嬉しい」「あなたのことを信じてる」「ずっと守っていく」と温かい言葉のシャワーをかけてあげてくださいね。
これは甘やかすことじゃなく、自立への一歩に繋がります。
(でも、決して駆け引きや取引や打算の心では言わないようにお願いします💦)
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